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特集 超高齢者のリハビリテーション診療
7 超高齢者の脊髄損傷とリハビリテーション治療
Spinal Cord Injury and Rehabilitation Treatment in the Very Elderly
梅本 安則
1
,
立花 佳枝
1
,
古井 心子
2
,
寺村 健三
3
Yasunori Umemoto
1
,
Kae Tachibana
1
,
Koko Furui
2
,
Kenzo Teramura
3
1横浜市立大学医学部リハビリテーション科学
2横浜市立脳卒中・神経脊椎センターリハビリテーション科
3和歌山県立医科大学附属病院リハビリテーション部
キーワード:
高齢者
,
頚髄不全損傷
,
呼吸機能
,
早期離床
,
運動療法
Keyword:
高齢者
,
頚髄不全損傷
,
呼吸機能
,
早期離床
,
運動療法
pp.725-730
発行日 2024年8月18日
Published Date 2024/8/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 本邦は「超高齢社会」に突入し,脊髄損傷の疾病構造が変化しているため,リハビリテーション診療内容も適応していく必要がある.外傷性脊髄損傷は高齢者の転倒による頚髄の不全損傷が中心となっている.また,高齢化に伴い,各疾患が原因となる非外傷性脊髄損傷も増加している.高齢者の外傷性頚髄損傷は中心性脊髄損傷であることも多いが,加齢による各臓器機能低下が加わるため,高齢発症の脊髄損傷では,循環・呼吸状態に配慮したリハビリテーション治療が必要となる.そのため,リハビリテーション科医の診断のもとに行う早期の離床・運動療法・ADL訓練がポイントとなる.

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