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重大事件を起こした精神障害者の処遇について新法成立―心神喪失者処遇法と看護の今後
為金 義博
1
1精神科看護管理研究会
pp.6-15
発行日 2003年9月15日
Published Date 2003/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900718
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重大な犯罪を起こし,心神喪失などで刑事責任が問えない精神障害者に裁判所が,人院・通院を命令する「心神喪失者処遇法」が,6月10日衆議院本会議で成立した。心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律案は,第154回国会の2002年3月18日に提出され,12月10日衆議院本会議で可決成立した。参議院には2002年12月11日に付託され,2003年6月6日参議院本会議で一部修正され,「賛成票131・反対票94」で可決された。一部修正されたため,衆議院での議決が再び必要となっていたものである。
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