焦点 一言で綴る看護管理のツボ
看護管理の「思い込み」と「勘違い」からの脱却
加納 佳代子
1
1八千代病院
pp.64-68
発行日 2003年7月15日
Published Date 2003/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900591
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私のポリシーで「家庭作り」
私は,4年前50歳を前にして,民間療養型精神科病院に就職し,看護部長として3年たちました。それまでは,臨床看護師として8年勤務したあと,病棟婦長を11年,その後継続教育企画や看護学校開設準備,管理看護婦長などを経験してきました。組織から課された什事が私の仕事と思って働き,多くの経験をすることができました。しかし,このまま今の仕事を定年まで続けていくことが,自分にしかできない仕事なのだろうかと疑問を持ち始めました。
たとえて言えば.「家」のために「結婚生活」を続けていくことがいやになってしまったという感じでした。ですから,恩師から民間の看護部長へという話があったとき,過去の「結婚生活」で我慢してきたジョーシキを捨てて,今まで考えてきた「家庭作り」を私のポリシーで1から試してみたいと思いました。
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