連載 【2回連載】「通信の自由」をめぐって・1
【研究】精神科病棟における通信制限の実態と,看護者の認識
岡田 理恵子
1
,
佐藤 康三
2
,
鈴木 啓子
3
,
判野 みどり
2
1静岡県立こども病院・未熟児病棟
2静岡県こころの医療センター
3静岡県立大学看護学部精神看護学
pp.75-81
発行日 2001年11月15日
Published Date 2001/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900431
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精神保健福祉法は,通信の制限をしないことを基本的な考えとしている。しかし第36条では「精神病院の管理者は,その医療または保護に欠くことのできない限度において,その行動について必要な制限を行なうことができる」としており,法をどのように解釈し運用するかは,現場でもはっきりとできない微妙な余地が残されている。この研究は,精神科での通信制限の実態と看護者の認識を調査した結果である。
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