連載 何を伝えよう,どう伝えよう:新カリ時代の具体策7
“自己理解”を目的に,構成的エンカウンターおよびグループワークを試みて
赤星 誠
1
1宮崎県立看護大学
pp.96-100
発行日 2001年9月15日
Published Date 2001/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900418
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看護職者の看護実践上における自己理解の必要性については,今日まで文献の中で看護理論家によるさまざまな角度からの見解が語られている。例えばナイチンゲールは,「教育の仕事は別として,世の中で看護ほどに,その仕事において“自分が何を為しうるか”が,“自分がどのような人間であるか”にかかっている職は,ほかにない」★1と述べ,また,ペプロウは「あらゆる看護場面における行動の意味は,看護婦と患者の双方がもっている自己観を理解するときにより明確になる」★2と述べている。
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