連載 くすりのくすり2
「お薬が変わったのかしら」
鈴木 純一
1
1川越同仁会病院
pp.78-79
発行日 1998年3月15日
Published Date 1998/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900040
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いったい薬のない時代の精神科看護はどのようなものだったのだろうかと不思議に思うくらい,このごろの看護婦さんたちは薬にこだわるようにみえる。前回ちょっと紹介したエピソードを思い起こしてほしい。そのナースステーションでの会話はこんな順番で始まった。
「○○さん,このごろぐあいが良くなったわね。よく話してくれるし,大きな声も出さなくなったし。どうしたのかしら,お薬が変わったのかしら」
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