連載 銭湯で鍛えたコミュニケーションは精神看護に活きる・3
思春期の守秘義務
那須 祐子
1
1マーノ訪問看護ステーション
pp.252-253
発行日 2024年5月15日
Published Date 2024/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689201281
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小学校は商店街のど真ん中にあった。米屋や靴屋や肉屋の子がいる。けんかをすれば、「あーもう、お前んちで米買わない」。「えー。買ってよ」。こんな会話が教室内で飛び交う。商売をしていると大変だ。
中学3年生のとき隣の席になった男の子は、「俺は絶対魚屋は継がない」と私に宣言した。「サラリーマンになるから」とさらに宣言を追加した。
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