連載 精神科訪問看護を軌道に乗せた私のノウハウ・経験をお伝えします・3
開設してから1か月間の動き
山下 隆之
1,2
1株式会社There is
2訪問看護ステーションらしさ
pp.528-532
発行日 2022年11月15日
Published Date 2022/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689201064
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まずは足を使っての営業
独立型の訪問看護ステーション〈らしさ〉を開設して最初に行ったのは営業です。私がいる名古屋市内には精神科のある病院が16箇所と、精神科・心療内科のクリニックが150箇所以上あります。スタッフ5人で分担して、それらすべてに営業しようと決め、毎日時間の許す限り電話をし、直接お会いしてお話ししたい旨を伝えました。コロナ禍のため、実際にうかがう約束を取り付けることができたのは5割程度でしたが、約束した先すべてに出向かせてもらいました。
名古屋市内の各区にある障害者基幹相談支援センターにも行きました。そこでは毎月、障害者自立支援連絡協議会が開催され、全事業所が集まるからです。交渉をしてその場で〈らしさ〉の紹介をさせていただきました。のちに基幹相談センターから多くの新規依頼が入りましたので、この営業はとても有効でした。他に、各区役所の障害福祉課や、併設されている保健センターなどにも出向きました。
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