特集 患者さんと医療者の意向が異なる時のコミュニケーション技法 LEAP
扉
pp.5
発行日 2020年1月15日
Published Date 2020/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200701
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一見荒唐無稽な「妄想」であっても、患者さんにしてみればそれは「現実」であり、自分では病気ではないと思っています。
そのため精神科の患者さんは、時として医療者側の治療提示を拒否します。
医療者が無理矢理医療を導入しようとすると、患者さんとの間に溝が生まれ、誤解や無用な軋轢が生じて、時に物理的な衝突、暴力に発展してしまうことがあります。
特に入院時や行動制限の際にこうした衝突は発生します。
LEAPは、精神科医療において患者さんと医療者の意向が違っている時に、両者の溝を埋めるためのコミュニケーション技術です。
傾聴、共感をベースに信頼関係を構築しながら、一致できる点を見出し、そのうえで双方にとってより良い目標を設定し、協働を目指していきます。
すでに院内でLEAPの研修も行っているという山梨県立北病院のスタッフの方々に教えていただきます。
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