特集 2014年の国試に向けてできること
扉
pp.797
発行日 2013年9月25日
Published Date 2013/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102503
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2013年の看護師国家試験では受験者数が過去最高を記録し,合格者数も1999年以来14年ぶりに5万人を超えました。日本の医療における重要課題である看護師数の確保という点で,明るい話題と言うことができそうです。その一方で合格率に目を向けると,88.8%という数字はここ10年で2番目に低いものであり,試験の難化を指摘する声も聞こえます。また,厚生労働省は5月7日,保健師助産師看護師国家試験出題基準2014年版を発表し,4年ぶりに出題基準が改定される運びとなりました。
このような動きのあるなかで,今年の国試を振り返るとともに,出題基準の改定もふまえて来年に向けた対策を考えるのは大変意義深いことです。本当のところ今年の国試はどうだったのか,来年はどんな変化が予想され,その対策として教員にできることは何なのか。さまざまな立場から分析することで,来年に向けた国試対策の参考にしていただきたいと思います。
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