特集 精神科で看取るために必要な技術と考え方(前編)
[経験と学びから]
[2]看取りができるスタッフを育てる
小貫 洋子
1,2
1元・医療法人仁愛会水海道厚生病院
2医療法人社団全生会江戸川病院
pp.148-152
発行日 2018年3月15日
Published Date 2018/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200451
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看取り力を高めるために行っていること
⦿身体合併症の経験が少ないスタッフにレクチャーする
スタッフには精神科看護以外は経験したことがない、あるいは他科の経験が短かいという人がいます。そうしたスタッフは身体ケアや看取りに対して不慣れであるため、苦手意識を強く持っています。
そこで、病棟の患者さんに身体合併症の診断が出た場合は、月・水・金の午後に、30分程度カンファレンスをしている時間を利用して、その疾患の病状や予後、身体的変化などについてレクチャーをするようにしています。
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