特集2 脱施設化の先進地イタリアの素顔が見たい
—イタリアレポート〈3〉—総合病院精神科救急病棟(SPDC)と地域精神保健センター—精神科病棟休棟後の浦河での実践と比較から
高田 大志
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1医療法人薪水浦河ひがし町診療所
pp.551-553
発行日 2016年11月15日
Published Date 2016/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200289
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はじめに—休棟した浦河日赤精神科病棟の経緯
浦河ひがし町診療所は、2014年に、元・浦河赤十字病院(以下、浦河日赤)の精神科スタッフ有志で立ち上げた精神科クリニックです。
北海道浦河町における精神科医療の歴史を振り返ると、1959年に浦河日赤に精神科病棟が50床で開設されたことに始まり、1988年の130床をピークとし、2001年に70床のベッド削減、2012年に10床のベッド削減を経て、ついに2014年に精神科病棟は休棟となりました。
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