連載 中動態の世界・6【最終回】
我々は中動態を失うことによって何を得たのか?
國分 功一郎
1
1高崎経済大学
pp.90-96
発行日 2014年11月15日
Published Date 2014/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200016
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中動態という「特殊」な文法をめぐって、古典ギリシャ語以前の言語から1万年以上にも及ぶ旅をしてきたこの連載もいよいよ最終回を迎えました。
中動態が姿を消していった理由を探るため文法の歴史をさかのぼってみると、意外なことがわかってきます。
どうやらかつては「出来事」こそが大切で、「行為者」には興味がなかったようなのです。
えっ、それが中動態とどういう関係が─?
さあ、本文をどうぞ!
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