特集 ―近森病院総合心療センターがチーム医療で取り組んだ―下剤に頼らない排便ケア
4・―より正確な排便日誌を目指して―便の性状はブリストルで、量はボール大で記載
筒井 恵美
1
1近森病院総合心療センター
pp.30-33
発行日 2014年3月15日
Published Date 2014/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689101283
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精神科の患者さんは、精神症状、疾患、活動低下、食事量低下、水分不足、精神科薬の副作用などの原因により便秘を引き起こしやすく、なってしまうと苦痛をもたらすため、看護師は便秘が緩和されるように努めています。
しかしコンチネンスケアの考え方に出会うまで、私たちは、3日排便がなければ下剤、浣腸、坐薬を導入するという方法を取ってきました。しかし西村かおる氏の勉強会に参加したことをきっかけに、アセスメントに基づき個人の排便周期を捉え、1人1人に適切な対処を考えていくことの大切さを学びました。「3日出ないから便秘」という捉え方は間違っていると気づかされたのです。
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