特集 見て,聞いて,触って,五感で診る新生児の異常とその対応
便の異常―色や性状・におい
東海林 宏道
1
SHOJI Hiromichi
1
1順天堂大学医学部小児科学講座
pp.1413-1415
発行日 2022年10月10日
Published Date 2022/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000362
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はじめに
医師だけでなく看護師や助産師,保健師など,乳児にかかわる医療者がその家族から便の性状についての質問を受けることは少なくない。これは新生児期~乳児期における便の色や回数,においに個人差があることに加えて,家族がおむつ交換のたびに便を目の当たりにすることから変化に気づきやすいためである。どのようなときに受診すべきかを説明するためには,正常な便についての知識を整理し,ほかの身体所見と併せて便の異常を総合的に判断する必要がある。
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