特集1 使える!理論とモデル
セルフケア看護モデルを使って、患者の意思決定にもとづく自己コントロール力を高める
岡谷 恵子
1
1東京医科大学医学部看護学科
pp.38-43
発行日 2013年5月15日
Published Date 2013/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689101177
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看護が必要とされる状況とは
「セルフケア」という観点から看護理論を開発したのは、D. E. オレムである。オレムは1914年に米国メリーランド州ボルチモアで生まれ、ワシントンD. C. のプロヴィデンス病院付属看護学校で看護を学び、看護師資格を得た。その後、1939年に看護学士号、1946年に看護教育修士号を取得した。
オレムの看護理論は、手術室、小児、内科・外科病棟、救急室などでの豊かな臨床経験や、合衆国保健教育福祉省教育部局での実務看護師教育カリキュラム開発の経験の中で、看護の中心的問題とは何か、看護師には何ができるのかを常に深く考え続けた結果、生まれたものである。
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