連載 認定看護師のつぶやき・3
精神科認定看護師(行動制限最小化看護領域)
小森 晃
1
,
東 志乃
2
,
竹谷 克巳
3
1紀南こころの医療センター
2青葉丘病院
3有馬高原病院
pp.57,96
発行日 2011年7月15日
Published Date 2011/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100889
- 有料閲覧
- 文献概要
小森:先日、若手の看護師が申し送りで、「○○さんが、△△という薬が服用開始になっています」と言いました。申し送りが終わったあとで、僕はその看護師に「△△いう薬はどんな薬か知ってる?」と聞いてみました。すると「いえ、知らないです」という答えが返ってきました。僕は心配になり、定型薬についても尋ねてみると、副作用はなんとなく答えられるのですが、どういう効果があるのか、はっきりと答えられませんでした。
精神科医療での大きな柱である薬物療法、そして非定型薬が日本で発売されるようになってから十数年、さらにはDSSや非定型薬のデポ剤が出てきている中で、まだまだ薬に対する知識は低いことを実感しました。皆さんの病院ではこのようなことはないでしょうか?
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.