連載 精神看護INDEX その「領域」の動向がわかる・3
スーパー救急(精神科救急入院料)
横森 いづみ
1
1山梨県立北病院
キーワード:
日本初の医療観察法併設型病床
Keyword:
日本初の医療観察法併設型病床
pp.102-103
発行日 2011年3月15日
Published Date 2011/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100835
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医療観察法とは、心神喪失等の状態で重大な他害行為をおこなった者に適切な医療を提供し、社会復帰を促進することを目的としたもので、2005(平成17)年から施行されています。指定入院医療機関では、多職種で構成された医療スタッフチームが配置され、プライバシーに配慮した広い個室など、一般医療に比べて手厚い医療が提供されます。現在25都道府県で指定入院医療機関を設置していますが、まだ設置されていない都道府県も22あります。
山梨県立北病院では2010年7月から医療観察法併設型病床5床が併設され、運用を開始しました。小規格病床の併設は全国で3か所ありますが、そのうちスーパー救急病棟への併設は当院が初めてです。また併設型であっても独立している形が主であるなかで、当院では空間を隔てずに運営しています。今回はスーパー救急病棟に併設された医療観察法病床(観察法ユニット)について紹介します。
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