連載 精神看護INDEX その「領域」の動向がわかる・1【新連載】
スーパー救急(精神科救急入院料)
松浦 好徳
1
1山梨県立北病院
キーワード:
ベッド調整
Keyword:
ベッド調整
pp.98-99
発行日 2010年11月15日
Published Date 2010/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100781
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皆さんは、「スーパー救急」と聞いてそれが何であるか、具体的に説明できますか? 同じ精神科に働いていながら詳しい内容を言える人は少ないように思います。1996年に新設された精神科急性期治療病棟をしのぐという意味で「スーパー救急病棟」と呼ばれる精神科救急入院料病棟は、現在の精神科の中では高規格の施設基準を満たさなければなりません。運用面においても、精神科救急医療体制整備事業に参加していること、年間の入院患者の6割以上が非自発入院(任意でない入院)であること、6割以上が新規入院患者(過去3か月以内に精神科への入院歴がない患者)であること、6割以上が3か月以内に自宅退院すること、などの条件が課せられています。今回は「スーパー救急」とは、どのような医療現場なのか、いろいろな条件をクリアするためにどのようなことがおこなわれているのかを紹介したいと思います。
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