特集 医療事故を防ぐための精神科の薬 基本の“き”
医療事故を防ぐための精神科の薬 基本の“き”【前編】
雪下 君子
1
1井之頭病院・薬剤科
pp.10-19
発行日 2009年3月15日
Published Date 2009/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100586
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「“くすり”は使い方によっては“リスク”になってしまうので、取り扱いには注意しましょう」という話を、看護師の方であれば一度は耳にされたことがあるでしょう。
看護師は患者を目の前にして医薬品を直接使用していかなければならない職業です。ですから看護師である以上、何科であっても「くすり」の知識をもつことは必要なことです。くすりが「リスク」にならないための正しい取り扱い方法を知って、患者さんに安全で質の高い医療を提供していっていただきたいと思います。
そこで、医薬品の一般的なことから精神科に特化して必要な知識まで、いくつかの項目について「基本の“き”」を薬剤師の立場から述べたいと思います。
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