特集 「発達障害」だと考えると、こういうアプローチのほうが有効だ
病院でも使えるなぁと思うツールに特別支援学校で出会った
山本 千恵子
1,2
1特別支援学校
2元・精神科病院急性期病棟
pp.30-34
発行日 2008年3月15日
Published Date 2008/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100485
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「発達障害らしい」で終わりではなかった
私は現在、特別支援学校で養護教諭をしています。以前は精神科病院の急性期病棟で看護師をしていました。
特別支援学校に職場を移してから、私は発達障害をもつ人への効果的な指導的かかわりの方法と、その意味をたくさん学びました。学校においては、子どもの身辺の自立を目指して、日常生活のすべての場面でさまざまな工夫がなされているのです。
特に服薬に関しての指導は、看護界でもぜひ使えるのではないかなぁ、と思うのでご紹介します。もちろん精神科病院でも日常的に看護師は服薬指導を工夫しながら行なっているのですが、発達障害をもつ人に対しては、本人のコミュニケーション能力をこれまで以上に考慮したかかわりが必要なのではないかと思うからです。
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