発行日 2007年11月15日
Published Date 2007/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100449
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人には、「運」「不運」が、きっとある
8月30日、長野県上田市の県道で、走行中の車を落石が直撃した事故がありました。テレビのニュースでは助手席側が大破した乗用車の映像が流されました。これではとても助からないだろうと思っていると、運転していた主婦は衝撃で胸を打ち、後部座席のチャイルドシートに座っていた2歳の長男は軽いけがで済んだという。「運」と「不運」は隣り合わせにあるのだろうか。
通勤電車が事故のためにストップ。混雑したムシムシした車内で、30分以上もの間閉じ込められました。7時05分発の快速に飛び乗っていたら、今頃は冷房の効いた喫茶店で朝刊を読みながら、ゆっくりとコーヒーを飲んでいるころだろう。このように普段の私たちの日常生活にも「運」「不運」が隣り合わせにあって、「運」と「不運」が交互に、あるいはランダムに生じ、私たちの人生の明暗を分けているのだろうか。
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