発行日 2007年7月15日
Published Date 2007/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100413
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いつになく怠惰なGWを過ごして、また原稿の山が……
季節性気分障害など季節の移り変わりと精神症状との関係が報告されているが、厚生労働省の「自殺死亡統計」においても、季節や曜日と自殺との関係を強く読み取ることができる。
例えば2003年の1日平均自殺死亡数を、曜日別にみると、「月曜日」は男80.7人、女27.3人と最も多くなっており、「土曜日」は男53.5人、女21.2人と少ない。また「祝日・年末年始」の休日は男女とも最も少ない。個人的にも休み明けの「月曜日」の気分はいまひとつ乗らず、休日は気持ちにゆとりがでるというのはとても共感できる。また、1日平均自殺死亡数を月別にみると、多くの年で4~5月がピークになっており、特に2003年は4月103.2人、5月100.3人と1日平均の自殺死亡数が100人を超えている。気温の急激な上昇や1日の寒暖の差があることが影響しているのではないかというが、5月の連休中はともかく連休明けが自殺の要注意日ということになるのだろうか。
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