特集2 魅力があって人が辞めない病院のヒミツ!?
【研究レポート】働く人の職務満足を高めるものとは―アンケート調査からみえるもの
明神 一浩
1
,
一ノ山 隆司
2
1元単科精神科病院
2富山県立総合衛生学院教務課
pp.49-52
発行日 2007年5月15日
Published Date 2007/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100401
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私(明神)はある単科精神科病院で、看護職に職務満足に関するアンケートを行ない、研究としてまとめました。研究のきっかけは、私自身、精神科病院での看護師として働き続けるかどうか迷っていた時期があったからでした。精神科病院に勤務し経験を積み重ねると、時にいろいろなストレスを感じますが、そうしたなかでどのように学習意欲を保ちながら働き続けていくことができるか、将来像が描けなくなってしまった時期があったのです。
この悶々としていた時期に、共同執筆者(一ノ山)から「精神科病院で働く看護職を対象に、精神科看護の魅力や職務満足に関する意識調査を実施してみてはどうだろうか。その結果から何か示唆が得られると思うし、精神科看護を継続していくヒントがみつかるのでは」というアドバイスをもらいました。そこで、同じく看護職として働く仲間たちはいったいどのような思いで精神科看護に従事しているのであろうか、また精神科看護をどのように捉えているのかなどを調査してみることにしました。
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