連載 うちの病院ちょっといい話
おもしろかった、レクリエーションで『連詩』
瀬戸山 恵美子
1
1関東中央病院(精神科・デイケア)
pp.91-94
発行日 2007年1月15日
Published Date 2007/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100386
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執筆依頼を受ける前に、精神科で働いている知り合いの看護師から「病棟や精神科デイケアでどんなレクリエーションをやっている?」と聞かれました。「レクリエーションねぇ……。どこも同じようなものなんじゃないかなあ?うちは思春期の患者さんばかりだから、何をやっても面白かったりするけどね。変わったレクリエーションはあまりないなぁ」そんな感じで答えつつ、当院の思春期を対象としたデイケアでやっているプログラムを紹介しました。そのうちの1つである『連詩』がどこをどう巡ってか、医学書院の『精神看護』担当者の耳に入り、今回、執筆することになってしまいました。
ところで皆さん、連詩はご存知でしょうか?私もつい最近まで連詩など見たこともやったこともありませんでした。たまたま当デイケアに研修に来ていた心理の学生が教えてくれたのがきっかけでした。その学生の話を聞いて、果たしてデイケアのメンバーができるのだろうか、イメージすることが苦手な子でも大丈夫なのだろうかといろいろな心配事が頭をよぎりましたが、やってみなければわからないということに行き着き、いざトライ!となりました。
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