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投薬ミス/副作用/診療報酬/触法精神障害者/精神科外来/障害者支援と介護保険/精神化看護管理研究会
為金 義博
1
1精神科看護管理研究会
pp.8-12
発行日 2004年5月1日
Published Date 2004/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100214
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投薬ミスで5日後に死亡
少し前になるが,2003年11月20日の毎日新聞で,珍しく精神科の投薬ミスが報道された。秋田県湯沢市の病院で2003年9月,女性准看護師が精神科に入院中の女性患者に誤って別の患者用の薬を服用させ,女性が5日後に脳出血で死亡し,投薬ミスを認めて湯沢署に届けた。同署は業務上過失致死の疑いもあるとみて,投薬ミスと死亡との因果関係などを調べている。
同病院はマニュアルで薬を事前に一包化しておくことを禁じているが,このベテランの准看護師は,夜勤中の9月2日夜から3日未明にかけて,複数の患者に3日朝に服用させる数種類の薬を,手間を省くために患者ごとに紙袋に包んだ。同日朝,女性に名字が似ている別の女性患者用の鎮痛剤などが入った薬包を渡してしまった。
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