特集 介護保険で何がどう変わったか―現状の問題を見据える
特集3
現場レポート[5] 介護保険は利用者本位?
福永 るみ
1
1神奈川県看護協会洋光台訪問看護ステーション
pp.720-721
発行日 2000年9月15日
Published Date 2000/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902402
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介護保険を目前にステーションを開所して
洋光台訪問看護ステーションは平成11年12月21日横浜市に開所した.看護協会立のステーションで母体病院はなく,利用者ゼロからの出発だった.4月から始まる介護保険に居宅介護支援事業者として参入することは開所前から決定しており,平成12年2月に居宅介護支援事業者の指定を受けたが,訪問看護の利用者は1月末で12人.訪問看護事業も軌道に乗っていない時に新事業を開始したのである.
横浜市では措置制度で在宅サービスを受けている利用者が引き続き4月以降も在宅サービスを受ける場合,2月1日~2月14日に利用申し込みをしなければならなかった.利用者はどの事業者にケアマネジメントを依頼するか大急ぎで決め,ケアプランを立てる必要があった.
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