研究報告
介護保険で訪問看護ステーションの利用者はどのような影響を受けるか
立石 容子
1
,
名田 千恵
1
,
大部 八重子
1
,
藤原 直子
1
,
山中 道江
1
1平野区医師会訪問看護ステーション
pp.314-318
発行日 2000年4月15日
Published Date 2000/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902151
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はじめに
在宅医療制度推進の切り札として訪問看護ステーションの制度が開始されて8年になるが,介護保険制度の開始を前にして,現在の訪問看護ステーションの利用者が本来の業務の対象として妥当であるか再検討する必要性を感じた.介護保険開始後には,訪問看護制度の変更,介護サービスの自由選択,対象者の限定があるため,その現況の事前把握が必要だからである.
本研究では,現在の利用者の現況調査と,訪問看護婦による再評価,また,一次判定の基本となる現在の85項目の調査表を参考にして,簡便な新評価法を作成しての介護度分析を行ない,その有用性と妥当性の検討を行なった.
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