連載 “ケースメソッド”でステーション経営の頭を鍛える!・3
訪問看護ステーション競合地域でいかに利用者を開拓するか?
小池 智子
1
,
大藪 毅
2
1慶應義塾大学看護医療学部/大学院健康マネジメント研究科
2慶應義塾大学大学院経営管理研究科
pp.820-828
発行日 2010年10月15日
Published Date 2010/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101710
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前回取り上げた複数の訪問看護ステーションの「統合による大規模化」の事例は,統合により人的・物的資源を集約することによって,スケールメリットを活かした経営の効率化と,高い訪問看護のパフォーマンスを生み出すモデルであった。このモデルの展開には,スケールメリットを活かすことができるある程度の利用者人口と密度が必要である。また,訪問看護ステーションのM & A註1)が一般的でない現在,同一設置主体でないステーション同士の統合は難しいのが現状だ。
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