研究・報告
在宅での死の看取りと訪問看護が家族におよぼした精神的影響
谷口 豊子
1
,
三木 謙
1
,
三木 敦
1
1(医)宏済会三木内科
pp.534-538
発行日 1998年7月15日
Published Date 1998/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901839
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はじめに
訪問看護が社会に受け入れられるにつれ,訪問看護婦が在宅ホスピスケアに関わっていく機会も多くなっていくと考えられる.私達は在宅ホスピスケアを行なうにあたって患者本人のケアと同様に介護者家族の身体的,精神的バックアップが必要であることを痛感している.
今回在宅で看取り,死後の処置,遺族訪問を行なった4例の患者遺族に対して同意を得てインタビューを行ない,在宅での死の看取りと訪問看護が家族におよぼした精神的影響について検討した.インタビューは特に項目を決めず,自然な会話の中で遺族の気持ちをひき出していった.
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