難病—在宅ケアの実際・5
ある老人の死—家族に看取られた死からの学び
新津 ふみ子
1,2
1新宿区立区民健康センター
2在宅看護研究会
pp.617-620
発行日 1976年6月1日
Published Date 1976/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917903
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先日，一人の老人の死に出会い，その穏やかなそして冷たい頬と額に触れることができた．幾多の問題を経ながらも，本人，家族が共に望んだ家庭での死を迎えることができた．家族そして援助した者が共に静かに，送る気持ちでその場面に臨むことを可能にした援助過程をふり返り，‘安らかな死への援助’の一考察としたい．
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