特集 訪問看護とリハビリテーション
訪問リハビリテーションはおもしろい―在宅支援型診療所の理学療法士として
江連 素実
1
1おやま城北クリニック
pp.326-330
発行日 1997年5月15日
Published Date 1997/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901655
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私が勤務しているのは,待合室にたった9脚の椅子しかない,無床のクリニックである.こんな小さな施設に理学療法士(PT)として勤務しているのだから,まわりから奇異な目で見られることも稀ではない.小さいといっても地域に大きなサービスを提供しているのだから,仕事のしがいがあり,満足とプライドをもって毎日楽しく暮らしている.
この少し変わったクリニックは,栃木県小山市にある.小山市は,東北新幹線で都心まで40分.近年ベッドタウン化による人口増加が進んでおり,高齢化率は全国平均をやや下回り約13%である.
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