連載 訪問看護 時事刻々
今月の話題 福祉用具の利用
石田 昌宏
1
1日本看護協会政策企画室
pp.752
発行日 2001年9月15日
Published Date 2001/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901371
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手助けや見守りを要する者および世帯の状況という興味深いデータが,厚生労働省から示された。「平成12年介護サービス世帯調査」だ。
手助けや見守りを要する者は,年齢が増すにつれ多くなり,「80~84歳」「85~89歳」でそれぞれ20%を越える。手助けや見守りを要する者の要介護認定の申請状況をみると,「申請した」者は74.9%であり,認定された者のうち最も多いのは「要介護1」であった。手助けや見守りが必要となってからどのくらいの期間で要介護認定を申請しているかをみると,「1月~6月未満」で約6割を占めた。手助けや見守りが必要な者やその家族にとって介護保険のサービスは重要であることがよくわかる。
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