連載 実践現場の介護支援専門員考・6
居宅介護支援費を考える(その1)―「サービス計画費」の現実と矛盾
高野 龍昭
1
1益田市立在宅介護支援センターくにさき苑
pp.491-495
発行日 2001年6月15日
Published Date 2001/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901329
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採算の成り立たない居宅介護支援事業
■粗製濫造の介護支援専門員
利用者の生活全般の相談に広くかかわり,所属法人の内外を問わずインフォーマル・サポートを含めた幅広い社会資源の活用を行ない,利用者の抱えるニーズを解決していく。介護支援専門員にはそんな姿が期待されていた。ところが,これに相反する姿勢の者も多い。
実際,「所属法人のサービスを使うのならば計画作成依頼を引き受ける」「住宅改修や福祉用具購入だけの相談ならば他の居宅介護支援事業者へ」などと公言してはばからない介護支援専門員は決して珍しくはない。
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