特別記事
児童精神科の訪問看護は何をしているのか
岡 琢哉
1
,
校條 文
2
1株式会社カケミチプロジェクト
2訪問看護ステーションナンナル
pp.382-390
発行日 2022年9月15日
Published Date 2022/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201896
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児童精神科に特化した訪問看護ステーションの立ち上げ
児童精神領域に特化した精神科訪問看護ステーション「ナンナル」は2021年4月に杉並区阿佐ヶ谷でオープンしました。立ち上げは、児童精神科医である私(岡)と、内科訪問診療・訪問看護と精神科訪問看護を経験した看護師、児童精神科の病棟経験と認定資格をもった看護師(校條)、そして精神科病棟、精神科訪問診療・訪問看護を経験した作業療法士が中心となりました。経験の異なるメンバーが「子どものこころ、家族のこころ」のケアを行うという1つのコンセプトのもと、ステーションを創り上げてきました。
開設して1年が経ったこともあり、本稿では、ステーションを立ち上げた経緯と手応えについて振り返りたいと思います。後半では、看護師である校條から事例をご紹介します。
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