今月の臨床 若年女性診療の「こんなとき」どうする?―多彩でデリケートな健康課題への処方箋
若年妊婦のケア
児童虐待防止に向けて何ができるか,何をすべきか
大門 篤史
1
,
藤田 太輔
1
,
大道 正英
1
1大阪医科大学産婦人科
pp.716-720
発行日 2020年7月10日
Published Date 2020/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210104
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●児童虐待相談対応件数は,28年連続で増加しており,平成30年度は過去最多の159,850件であった.
●若年妊娠の虐待死事例の特徴として,生後24時間以内(日齢0日児)の死亡事例と日齢1日以上の死亡事例で異なる傾向があり,異なったアプローチが必要である.
●児童虐待を防止するためには,予期しない妊娠を防止するだけでなく,妊娠期から介入することが目標となる.
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