特集 心不全療養者を看る目線と思考と実践—「いつもと違う?」緊急度判断からACPまで
心不全に欠かせないセルフモニタリング—看護師からの「症状に対する質問」が鍵を握る
大牛 晴代
1
,
多留 ちえみ
2
1訪問看護ステーションブレックス
2一般社団法人生活者支援ネットTARU'S
pp.258-267
発行日 2022年7月15日
Published Date 2022/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201871
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セルフモニタリングとは、「自らの健康や病気を適切に管理するために、病気の症状や身体感覚を定期的に測定したり、記録したり、観察して認識すること」とされており、セルフ・マネジメントの前段階として非常に重要なものです。しかし、心不全という病気は理解することそのものが難しく、セルフケアモニタリング力の向上には看護師による支援が欠かせません。
そこで本稿では、その難しさを解明するとともに、セルフモニタリング力の獲得の過程を事例で紹介し、訪問看護師による関わりの勘所を示します。
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