特集 がん看護キーワード15 ~がん看護実践の基本~
【がん看護実践の基本概念と方法】
セルフモニタリング
富崎 ゆかり
1
Yukari TOMISAKI
1
1福岡県立大学看護学部
pp.273-276
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango29_273
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セルフモニタリングとは
セルフモニタリングは,慢性疾患の管理に用いられてきた概念であり,患者が「身体症状の変化,身体活動の変化,体調管理の状況を自覚や測定により把握し,それらの情報から自らの病状を解釈すること」である1).
がん患者が行うセルフモニタリングは,がんの治療過程で生じる身体症状や徴候,心の変化を自覚し,その内容を解釈することでセルフマネジメントに結びつけるものである.
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