今月の主題 心不全を見直す
心不全の診断と重症度評価
新しい心不全ガイドラインとモニタリング
堀 進悟
1
,
副島 京子
1
1慶應義塾大学医学部救急部
pp.866-868
発行日 1996年5月10日
Published Date 1996/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905086
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ポイント
●心不全ガイドラインによるモニタリングの適応をまとめる.
●急性肺水腫では心電図モニターとパルスオキシメーターは必須である.
●Swan-Ganzカテーテルは治療に不応の場合,および低血圧の場合に適応となる.
●心原性ショックでは観血的血圧測定とSwan-Ganzカテーテルが必要である.
●慢性心不全では心室性不整脈が多いが,無症候性の不整脈では薬物治療の有用性が証明されていない.
●慢性心不全にルーチンにホルター心電図を施行することは適応と認められていない.
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