特集 「新生在宅医療・介護元年」の成果と展望―“つなぐ機能”を育んだ「在宅医療連携拠点事業」
―【実践報告➎2011~2012年度・ステーション】―「暮らしの保健室」で開花した訪問看護の相談機能
秋山 正子
1,2
1株式会社ケアーズ白十字訪問看護ステーション
2NPO白十字在宅ボランティアの会「暮らしの保健室」
pp.47-52
発行日 2014年1月15日
Published Date 2014/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102698
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株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション(常勤換算13名)では、2011(平成23)年度と2012(平成24)年度の2年間にわたり、在宅医療連携拠点事業(以下、拠点事業)を受託した。拠点事業の5つのタスク(p.15)のうち、当ステーションでは主に「在宅医療従事者の負担軽減の支援」をめざし、勉強会や講演会、ワークショップを展開してきた。また、新宿区(人口32万4279人、高齢化率19.7%、2013年11月1日現在)の牛込地区にある都営戸山ハイツ(人口6020人、高齢化率48.3%、2013年2月1日現在)の一角に医療相談の場として「暮らしの保健室」を開設した。そこでは、保健師や看護師が地域住民1人ひとりにとっての望ましい在宅医療連携のあり方を住民と共に考え、支援する活動を行なってきた。
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