連載 在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・47
―「暮らしの保健室」丸2年―訪問看護の経験知を発信していくには?
秋山 正子
1
1株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション・白十字ヘルパーステーション
pp.662-663
発行日 2013年8月15日
Published Date 2013/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102573
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先日、訪問看護歴18年という超ベテランのステーション管理者の方が、「暮らしの保健室」に尋ねてこられました。この方の悩みは、「スタッフが集まらない」ということ。
必死でがんばって、地域のニーズを汲みとり、積極的に病院の退院調整にも出かけ、看取りも行ない、それなりに利用者さん・ご家族にも感謝され、仕事の充実感も味わっている。でも、いくら募集しても新しいスタッフは増えないし、誰かが休んだら、みんなフル回転。スタッフ間の人間関係もいいし、決して悪い職場環境ではないのに、どうして増えないのだろう……。チームはとても働きやすい5~6人。そこから人が増えていくのが見えないし、現実に人材募集に応答がない。紹介業者に頼らざるをえないところもあるようです。
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