連載 「みんなの認知症見立て塾」出張講義 認知症「見立て」の知「対応」の技・第8回
改善可能な認知機能障害 ③—慢性硬膜下血腫、正常水頭症など
上野 秀樹
1
,
内田 直樹
2
1千葉大学医学部附属病院地域医療連携部
2医療法人すずらん会たろうクリニック
pp.916-920
発行日 2020年11月15日
Published Date 2020/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201570
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
第6〜7回に引き続き、今回も改善可能な認知機能障害について解説していきます。繰り返しになりますが、目の前にいる人を「認知症である」と判断するには、改善可能な障害の可能性を除外することからスタートしなければなりません。
ここまでせん妄、うつ病、てんかんについて見てきましたが、今回特に解説したいのは、慢性硬膜下血腫や正常圧水頭症です。聞き慣れない疾患名にたじろぐ方もいるかもしれませんが、ひとまず事例を示してみましょう。
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.