連載 在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・125
「違和感」への違和感〈前編〉—病院と在宅の対象理解の違い
秋山 正子
1,2,3
1株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション・白十字ヘルパーステーション
2暮らしの保健室
3マギーズ東京
pp.146-147
発行日 2020年2月15日
Published Date 2020/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201379
- 有料閲覧
- 文献概要
デスカンファレンスと呼ばれる、利用者が亡くなった後に行う振り返りの事例検討会。亡くなった直後に事業所内で開催するのが一般的だと思いますが、「拡大版」を行っている事業所もあるのではないでしょうか。つまり、利用者に携わった病院や他事業所などの関係機関にも働きかけ、在宅へ移行した以後の経過を報告しつつ、情報共有を行い、今後の移行期支援の示唆を得るためのカンファレンスとする方法です。
なお、さらなる拡大版として、利用者のご家族にもその場に参加してもらう方法もあります。当事者の感じたこと、考えたことをあらためて伺うとケアの見直すべき点が知れますし、そうやってお話を伺うことが家族へのグリーフケアの一環になります。
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.