特集 在宅でがん患者を看取る—体調の変化の「ちょっと先」を予測し、備えよ
【病院—地域連携、何をしているか】
病院から自宅に戻るとき、訪問看護ステーションはどんな準備・ケアをするか
渡邉 美也子
1
1船堀ホームナースにじ
pp.572-576
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201241
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船堀ホームナースにじは、東京都江戸川区にある訪問看護ステーションです。江戸川区は、介護保険1号被保険者の要介護・要支援認定を受けている高齢者の割合が都内で最も少なく、元気な高齢者が多い地域で、町内活動も盛んです。
一方で、がん年齢死亡率は東京都平均より高く、40〜60代の若いがん患者が多くいます。がん診療連携拠点病院が多い東京都ですが、そのなかにあって区内にはがん診療連携拠点病院がなく、区外で入院・通院治療を受けている人が多いという点も、地域の特徴のひとつです。そのような地域で、医師をはじめとした医療・介護職とチームを組み、迅速な対応と柔軟なケアをめざし、年間約30名の自宅看取りに関わっています。
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