特集 在宅でがん患者を看取る—体調の変化の「ちょっと先」を予測し、備えよ
【病院—地域連携、何をしているか】
病院から自宅に戻るとき、病棟看護師はどんな準備・ケアをするか
岸田 さな江
1
1獨協医科大学病院地域連携・患者サポートセンター入退院サポート部門退院サポート室
pp.566-571
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201240
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がんの終末期は、さまざまな病期のなかにおいてもとくに重大な意思決定を迫られる場面のひとつです。患者・家族がともに病状の見通しを理解したうえで、どこでどのように過ごすかを決めることが求められます。
本稿では、そうしたがん終末期にある患者の意思決定、とりわけ在宅への移行の場面を支えるにあたって、病院看護師はどのようなことを意識して行なっているのかについて、事例をもとに考えていきます。
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