特集 障害は個性である—中途障害の受容と看護
普通の女の子に戻りたい
大平 幸枝
pp.802-803
発行日 1994年9月1日
Published Date 1994/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904627
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大平さんは,29歳の時に1/1000の確率といわれる若年性脳梗塞(脳橋部梗塞)のために四肢麻痺,閉じ込め症候群意識は明瞭だが,話すことも体を動かすこともできず瞼と眼球だけが動く)となり,自分の思いを伝えるコミュニケーション手段がなく,ずいぶんつらい思いをしてきました,現在は,わずかに動く右手でワープロが使えるようになり,意思を伝えることができるようになりましたが,これは現実と悪夢の間を行き来していた時の気持ちを伝える彼女からのメッセージです.
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