特集 グリーフケアを考える—終末期のケアから、地域への働きかけまで
【訪問看護師が行なうグリーフケア】
地域に必要とされるステーションこそ遺族会を実施すべきという思いをもって
志茂 友紀子
1
1訪問看護ステーションなでしこ
pp.30-34
発行日 2017年1月15日
Published Date 2017/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200612
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私の所属する訪問看護ステーション「なでしこ」は、1995年に開設された奈良市で3番目に当たる老舗のステーションです。法人母体は急性期と緩和ケア病棟をもつ病床166床の地域の病院であり、関連施設としてもう1か所の訪問看護ステーションと、居宅介護支援事業所である「ケアプランセンター」と介護老人保健施設、地域包括支援センターがあります。
私たちのステーション事務所は、住宅街のなかに構えています。「利用者や家族が喜ぶ看護と、職員が明るく働ける環境で地域に根づきたい」「どのような方にも気軽に相談に来てもらえるマグネットステーションをめざしたい」と地域に開かれたステーションを意識しています。そのため、定期的に地域の住民の方や事業所を招いての勉強会などを事務所内で行なったり、地域のサロンやイベントにも積極的に参加したりし、「地域に必要とされる訪問看護ステーション」として訪問看護以外にもいろいろな活動を企画しています。
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