特別記事
認知症当事者の生きている世界に関心を寄せ、その人を知ろうとする
宮子 あずさ
pp.290-294
発行日 2016年4月15日
Published Date 2016/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200428
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じつは苦手な認知症
昭和の終わりから看護師として働き、今は精神科病院の訪問看護室で働いて7年が経ちました。その前働いていた500床規模の急性期身体科中心の病院では、内科9年、精神科13年に加え、緩和ケア病棟の管理を数年兼務した経験があります。
途中、痴呆症から認知症に名前が変わり、病態も一部明らかになってきました。治療もケアも、認知症そのものへのアプローチが盛んになってきたといえるでしょう。「年をとったらぼけてもしょうがない」と漠然と関わっていた新人時代を思うと、隔世の感があります。
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