特集 認知症当事者のニーズから始める
【対談】
ミモザの家づくりとともに考え実践してきたこと
秋山 正子
1
,
中島 紀惠子
2,3
1株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション・白十字ヘルパーステーション
2新潟県立看護大学
3北海道医療大学
pp.281-287
発行日 2016年4月15日
Published Date 2016/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200426
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老年看護学の分野で長く研究者・教育者として看護界をリードし、認知症の当事者研究に造詣の深い中島紀惠子氏。兼ねてより、本誌連載「在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!」を愛読されており、そこで紹介された看護小規模多機能型居宅介護「坂町ミモザの家」に並々ならぬ関心をおもちであった。
秋山正子氏が連載で語ってきた「ミモザの家の物語」では、じつはまだ語られていないことがあるのではないか、そのことをぜひ聞いてみたいと、今回の対談が実現した。
対談では、ミモザの家の物語に登場する“自由な発想”のもとにくり出されるさまざまなエピソードに、中島氏がその意味を見出していく。認知症の人というよりも、1人ひとりの人に向き合ってきた取り組みのもうひとつのエピソードが展開される。
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