特集 「在宅看護」ってなんだろう?—実践に新たな光をあてる在宅看護学の誕生へ
多職種連携のなかで見えてきた地域での看護師の役割—柏市で実践した多職種でのケース検討を通して
木全 真理
1
1東京大学高齢社会総合研究機構
pp.918-924
発行日 2015年11月15日
Published Date 2015/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200319
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日本では2013年に、65歳以上の人口が総人口に占める割合が25%を超えた。今後も、とくに都市部において急速に後期高齢者が増加するといわれており、従来の医療・介護政策の見直しはもとより、都市政策をはじめとしてさまざまな分野を取り込んだ総合的な政策展開が求められている。
東京大学高齢社会総合研究機構(以下、本機構)では、ジェロントロジー(高齢社会総合研究)の視点に立ち、課題解決型のさまざまな研究を展開している。その1つに、東京のベッドタウン、千葉県柏市の「できる限り元気で、しかし弱っても安心して住み慣れた地域で生活し続けられるようにするための、医療と介護を通じた多職種連携のシステムづくり」がある。
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